インスリン不足

糖尿病の初期症状とは

健康診断等から血糖が高いという検査結果が出て、初めて糖尿病になっている、また予備軍という事を理解する方がほとんどです。
普通、病気になると体に変調を感じます。
風邪を引けば鼻水が出たり喉が痛かったりしますし、熱が出ることもあります。
インフルエンザにかかれば高熱がでますし関節などの節々が痛くてどうしようもなくなります。
でも病気になってもある程度ひどくならないと症状が出てこないこともあるのです。

血糖が高い、また初期の段階という状態では症状が出にくいため、糖尿病は厄介です。
痛みや熱などのはっきりした自覚症状がないため、血糖が高くても気が付くことが少ないのです。
でも、初期症状を知っておくことで、このような症状になったらこの病気かもしれないと判断することができるようになります。
この病気の初期症状は喉が渇く、頻尿になる、尿量が多くなる、だるい、疲れやすい、立ちくらみがする、手足がしびれる、月経異常、男性能力の減少、目がかすむなどがあります。

大量のブドウ糖を排出することが必要となるため、たくさんの尿が出ます。
水分をたくさん放出するため喉がいつも乾いていて、水分が常に欲しくなります。
ブドウ糖はエネルギーを利用するために必要不可欠なものですが、インスリンが減少しブドウ糖をしっかり利用できなくなるため、エネルギーが不足し常に疲労感が抜けず全身にだるさが出てきます。

目のかすみは、糖尿病がかなり進行している可能性があります。
眼の網膜に血流障害があると新生血管ができ、この血管はとてももろいので、何かの刺激ですぐ破れてしまい、さいあくの場合網膜症から網膜剥離をおこし、失明してしまう可能性もあります。
目のかすみは合併症となっていることのサインかもしれませんので、必ず放っておかず、医療機関を受診し検査を受けるようにしましょう。

初期段階でも全く体に変調がない、という事はないのです。
気が付きにくいけれど何らかのサインが出ているはずです。
自分の体調によく気を配り、健康診断等を定期的に受ける必要があります。

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