眼科で糖尿病がわかる
糖尿病は生活習慣病の一つとしてかなり知名度が高くなっている病気です。
糖尿病は病そのもよりも合併症が恐ろしい病気として知られています。
この病気から透析が必要になるほど腎臓機能が低下してしまう事もありますし、神経症などを引き起こすこともあります。
また網膜症という合併症を起こすと失明の危険性もあるのです。
眼科にいって糖尿病がわかる、という話を聞いたことがあるでしょうか。
もちろん、眼科でその疑いが分れば、その他の病院で血液検査など細かい検査を受けることが必要ですが、眼科健診等で糖尿病になっている可能性を発見することがあるのです。
糖尿病になると血糖値が高くなります。
血糖値が高くなると血管が詰まるなどの症状が出てきます。
そのため早期発見早期治療が望ましく、生活習慣や食生活にも気を配る必要が出てくるのです。
合併症のリスクは全身に及び、眼、腎臓、神経、四肢、脳など多岐にわたります。
眼の病気に至っては網膜症、白内障、新生血管緑内障などが知られています。
この病気になってすぐに目の病気を発症するという事ではなく、ある程度の時間がかかります。
通常、発病してから5年程度といわれていますが、その間、他の症状がそれほどひどくない、生活に支障をきたすほどではないということで放置し、いよいよおかしい吐なってから検査に来る方もいて、発見が遅いと失明の恐れも出てきます。
高血糖になっていることが健康診断でわかっていながらも放置し、眼がおかしいと眼科を訪れ、網膜症となっていることが判明したという方もいるくらいです。
網膜症は眼底の血管が詰まり網膜から出血したり新生血管が出来たり、網膜剥離を起こすなど失明の危険性が非常に高い病気です。
新生血管が出来そうな状態の場合、レーザーによって治療しますが、新生血管が出来てしまっているという場合で硝子体という部分に出血があるという場合には、手術が必要となります。
このほかにも白内障や新生血管緑内障などの視力が低下、また失明の危険性のある病気がありますので、早めに検査を受ける必要があるのです。