インスリン不足

糖尿病のひとの食事

糖尿病となったら、基本的に、食事と運動、そして薬物による治療を行います。
これによって血糖をコントロールし、健康的な毎日を送ることができるように、また将来の合併症リスクを軽減することになります。
糖尿病の食事療法はこの治療の基礎となるもので、血糖に直接かかわるものだからこそ、とても重要です。
1日の摂取カロリーを守りバランスのいい食事内容にしていくことが糖尿病治療にとって大切です。

ごはんやパンなどの主食、糖質類を含むもの、魚、肉などのたんぱく質を含む主菜、そして野菜や海草類などの副菜、この主食、主菜、副菜の内容をバランスよくしていくことが大きなポイントです。
医師や栄養士の指導を受け、その方の年齢、性別、身長体重、そして仕事内容などに基づき摂取カロリーを決定します。
肥満となっている方も多いため、標準体重を求めてその上で仕事の内容によって1日の摂取カロリーを決めていきます。

標準体重は身長(m)×身長(m)×22という計算式で求められます。
摂取カロリーはデスクワークなどの軽い仕事の方、軽い家事程度という方の場合、標準体重×25〜30キロカロリーで、立ち仕事、軽作業などの普通のエネルギー量の仕事の方は、標準体重×30〜35キロカロリーで、力仕事などの肉体労働の方は標準体重×35〜40キロカロリーで1日に総摂取エネルギー量、摂取カロリーを求めることができます。

カロリーを守ることも大切ですが、バランスよく摂取するという子ともポイントです。
エネルギー量を減らせばいい!とごはんやパンなどを極端に減らすという食事内容ではなく、それぞれの栄養素をバランスよくまんべんなく摂取することがとても重要なのです。
そして、血糖が一気に高くならないように1日3食きちんと食べるようにしましょう。

趣向品ですが、お酒や甘いものなど血糖コントロールが難しくなってしまうので、できれば避けるほうがいいでしょう。
お酒を飲むとどうしてもおつまみに油っこいものや塩分の強いものを食べたくなるのでよくありません。

食物繊維の多い野菜類を積極的に摂取するということも重要です。
食物繊維は糖の吸収を抑制する働きがあるため、血糖を高くしない秘訣となります。
規則正しくバランスのいい食事をとるリズムが出来れば、食事療法もそれほどきつく感じなくなります。
継続することが大切です。

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