糖尿病の人のレシピ
糖尿病になると医師、また栄養士さんから食事指導を受け、日々の食事を見直しバランスのいい食事にしていく必要があります。
糖尿病の治療は、食事、運動、薬物療法となりますが、食事は血糖に即結びつく重要な治療の要素となりますので、食品交換表を用いてきちんと管理していくことが必要です。
食品交換表には、糖質を含む食品、タンパク質を含む食品、脂質を含む食品、ビタミンやミネラルを多く含む食品、そして調味料に分かれています。
レシピを作るとき、それぞれのグループの食品をバランスよく考えていく必要があります。
レシピを作る際のポイントは、例えば糖質を含む食品でパンを選び、タンパク質を含む食品で魚を選ぶ、というのはいいのですが、魚を食べたくないから魚とサツマイモを交換する、というのは×です。
魚はタンパク質のグループになるので、タンパク質のグループから鋼管食品を選択します。
魚を肉に置き換える、魚をソーセージに置き換えるなどです。
カロリーを考える場合、食品交換表は1単位が80キロカロリーとなっていますので、簡単に計算できます。
食パン6枚切り1枚は60g、単位は2単位なので、2×80キロカロリーで160キロカロリーということがわかります。
グラム数と単位がかかれているため、カロリーコントロールもとても楽になります。
基本的に、調味料を控える、という事を考えていくとレシピを作りやすくなります。
お肉類のソースをデミグラスからポン酢をかつおだしで割ったものに変更するとか、焼き魚にかける醤油もだしで割ったもの、薄味に慣れてきたらポン酢で頂く、などです。
最初から調味料をほとんど使わないという事になると、丸っきり病人食のような味気ないレシピになってしまうので、レモンやカボス、だしやワサビ、生姜、にんにくなどの香味を利用してレシピを作っていくとおいしい糖尿病食となります。
最初は物足りない・・・と思う方が多いのですが、慣れてくると市販されているお弁当やレストランで頂く食事が濃くて食べられなくなるなど、味の感じ方が変わってきます。
継続することがとても重要な糖尿病食は、香味や調理法、食品のチョイスなどを工夫しておいしいレシピに仕上げていきましょう。